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2010年8月19日

 このページを立ち上げました。きままに更新していきます。

 

更新情報

2010年

11月

07日

スカイメモR

スカイメモR + KD-1
スカイメモR + KD-1

 ケンコーのポータブル赤道儀「スカイメモR」を使ってみての感想です。

追尾精度については、まだ使用回数が少ないので不明です。個体差もあるようなので、一度測定してみたいと思っています。

右の写真は、AstroHutech製の二軸化ユニットKD-1を組み込んであります。これで、一般的な赤道儀と同様のオートガイドが可能になります。ただし、赤緯モータユニットが現在故障中で、はずしてあります。白いテープで止めてあるのが、赤緯モータユニットに接続するケーブルです。KD-1は生産中止とのことなので、今後の入手や修理は難しいかもしれません。

 

良いと思うところ

・3つの星を所定の位置に導入するだけで極軸を合わせることができます。日時や北極星の時角を計算する必要がないので、非常に簡単です。

私が手に入れた個体の極軸望遠鏡は、2005, 2010, 2020, 2030年のパターンが入っていたので、当分そのままで大丈夫です。

・架台に上下左右の微動装置があり、極軸合わせのための微調整が簡単にできます。

 

悪いと思うところ

・本体と架台はM8のネジ2本で接続するのですが、ネジ止めする際、本体が結構重いにも関わらず支えるための取っ手等がないので、すべって落としそうになることがあります。大変神経を使います。

・極軸望遠鏡の暗視野照明が均一でないため、合わせるべき星が見難いです。照明の照度は調整できるので、ある程度は調整できますが...

・架台と三脚の接続が専用の規格になっているため、ビクセン等の他の三脚と組み合わせるためには、何らかの加工が必要になります。この辺りはメーカーを超えて共通規格にして欲しかったところです。なお、本体にはカメラネジが切ってあるので、カメラ用三脚は加工なしで使えます。

 

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2010年

11月

07日

オートガイダー NexGuide

 観望記録のところで、Celestron の NexGuide というオートガイダーに触れましたが、使ってみた感想を少し補足しておきます。なお、NexGuide は、SkyWatcher SynGuider のOEM製品と思います。

 

満足なところ

・本体の液晶画面に星を映し出すことができるので、ガイド星を容易に選択できます。口径5cm、焦点距離350mmのガイド鏡を使って6等星位まではOKな感じでした。使用回数が少ないので、あくまでも感覚ですが。

・ピント調整もガイド星の液晶画面上の大きさを見ながらできます。その際、最大8倍まで拡大できるので、結構微調整が可能です。最終的には、輝度の数値が一番大きくなるように調整します。

・キャリブレーションは、15秒程度で終了するので、それほど待たされ感はありません。

・一軸ガイドが可能。何と言ってもこの点が大きな特徴です。ポータブル赤道儀でガイド撮影が可能になります。キャリブレーションを実行すると、赤緯方向のAggressiveパラメータがゼロに設定され、赤緯方向の信号が出なくなります。

極軸さえしっかり合わせておけば、赤緯のずれは問題にならないはずです。実際、使用中のずれは、液晶画面に表示される数値で10分間に±1ポイント程度(350mmの焦点距離で、計算上は5.6秒角/ポイント)でした。赤経方向は、かなりの頻度で修正が入っていましたので、オートガイドの効果はあったように思います。

 

不満なところ

・コントローラの反応が鈍く、ボタンをしっかりとゆっくり押さないと反応してくれません。コツが必要で、ちょっとストレスが溜まります。

・付属のケーブルが硬いので、取り回しが不便です。できれば、柔らかいカールコードに変更したいところですが、6芯のものがなかなか見つけられません。

・付属の乾電池電源は、単一を4本使う仕様なのですが、気温が下がると電圧が下がるためか、現地(10月の富士山5合目)で途中から動作不能になりました。寒い季節は、9V以上の乾電池電源を用意するか、12Vの野外バッテリー等が必要に思います。ただし、電圧が14Vを超えると壊れるそうなので要注意です。

 

その他のスマートガイダ―等のオートガイダーは使ったことがありませんので、比較はできませんが、NexGuide は私のような初心者でも簡単に使えました。

左の写真は、ガイド鏡とNexGuide一式になります。

 左下から、乾電池電源ケース(単一4本使用)、赤道儀との接続ケーブル(ST-4互換の6ピンモジュラーケーブル)、コントローラです。

 

右の写真は、ガイド鏡を横から見たところです。

 miniBORG 50に x1.4 のテレコンバータを入れて、350mmの焦点距離を得ています。ピント調整は、フロント部にかませたヘリコイドで行います。

NexGuide本体は、ビクセンのフリップミラーを経由して直角方向に取り付け、視野確認用のアイピースを軸方向に取り付けて同焦点になるように調整してあります。

この形にすることで、視野導入が容易にできるとともに、液晶画面が上にくるためセッティングやガイド中の状況確認が無理のない姿勢で行えます。

 

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2010年

10月

20日

富士山スタードリームス

10月16日 御殿場市馬術スポーツセンター

 

 今年で2回目となる富士山スタードリームスに参加してきました。

昨年は途中から雨が降りさんざんでしたが、今年は晴れました。色々なイベントがありましたが、モバイルプラネタリウムの企画があり、メガスターを初めて体験しました。解説によると、一般的なプラネタリウムでは3万個程度のところ、メガスターは220万個の星を投影できるそうです。たしかに、映し出される星空は素晴らしく、本物の星空みたいでしたが、地面に星の光が無数に映っていたのが不思議な感覚でした。

 メーカーの出店も期待の一つでしたが、これといった掘り出し物は見つけられませんでした。星祭りではいつも双眼鏡の出物を狙うのですが、購入に至っていません。結局今年も購入せず。また来年に期待です。

 

 観望広場では、メーカーと御殿場星の会さんの望遠鏡がたくさん並び、月と木星を観ることができました。順番待ちの列ができてかなりの盛況。そんな中、Meadeの新しい望遠鏡(LS-15ACFだったと思います)で観た月が大変シャープで印象的でした。

珍しいものとして、自動導入付の25cmのドブソニアンがありました。最高1000倍の導入スピードだそうです。大口径で、かつ、自動導入が欲しいというニーズには合うのかもしれません。私は必要としませんが。

 

 その他、ナナカラットというロックバンド(大変元気の良いバンドで、全国デビューまで後一歩のところまできているそうです)の演奏や、いつものアクアマリンのコンサートを聴いて、その日最後の抽選会に臨みました。全く期待していなかったのですが、何と5等賞が当たりました! 賞品は、EOS Digitalのタグがついたカメラバックでした。

 以上で富士山スタードリームスは終わりですが、折角なので、御殿場口5合目(太郎坊)まで移動し、先週の続きの写真撮影をすることにしました。

現地に着くと、2~3名ほどの先客がいるだけで駐車場はがらがら状態。空の状態も思わしくなく、なかなか晴れてくれません。結局、0時近くまで粘りましたが、諦めて撤収しました。

そんな訳で成果はありませんが、かろうじて撮影できたM45プレアデス星団です。画像処理の腕がないので、例によって、ISO1600, 3分露出のトーンカーブのみ調整した1枚もののJPEG画像です。(機材は先週と同じ)

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2010年

10月

20日

観測会

10月10日 富士山須走口5合目


 所属する天文同好会の観測会に参加しました。
所用があり遅れての参加でしたが、この日は新月ということもあり、駐車場は天文屋で一杯でした。
今回はいつものドブソニアンは持参せず、ポータブル赤道儀で写真撮影の練習に専念するつもりでした。しかし、残念ながら機材のトラブルでまともな練習ができませんでした。

 

機材データ
 赤道儀    :スカイメモR(二軸駆動)
 ガイド鏡   :miniBorg 50(x1.4テレコンバータで350mmに延長)
 撮影レンズ  :シグマ APO 300mm F4
 カメラ    :EOS KissX3
 オートガイダー:Celestron NexGuide

 

300mmの望遠レンズで撮影するために、スカイメモRを二軸制御に仕立ててオートガイドをもくろんだのですが、赤緯駆動がうまく働かず断念。
(後で調べてわかったのですが、駆動部内部の樹脂製ギアがつぶれていてモーターの動きが軸に伝わっていませんでした)
利用したオートガイダーのNexGuideは一軸でもガイドしてくれるみたいなので、赤経のみのガイドで撮影を試みました。
NexGuideは、ガイドの状態も本体の液晶画面で確認でき、PCいらずでお手軽でした。

成果は以下のとおり。
いずれも、ISO1600, 3分露出で、トーンカーブを調整しただけの1枚もののJPEG画像です。
左から、M31アンドロメダ大星雲, M42オリオン大星雲, ハートレイ第2彗星です。 

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2010年

8月

21日

ペルセウス座流星群

2010年8月12日 ペルセウス座流星群

 

 先週に引き続き八千穂高原まで遠征しました。薄暮終了時は晴れ間も少しあり、期待できそうだったのですが、結局、曇り&雨で惨敗しました。 流星は一つも見えず終いでした。

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