スカイメモR

スカイメモR + KD-1
スカイメモR + KD-1

 ケンコーのポータブル赤道儀「スカイメモR」を使ってみての感想です。

追尾精度については、まだ使用回数が少ないので不明です。個体差もあるようなので、一度測定してみたいと思っています。

右の写真は、AstroHutech製の二軸化ユニットKD-1を組み込んであります。これで、一般的な赤道儀と同様のオートガイドが可能になります。ただし、赤緯モータユニットが現在故障中で、はずしてあります。白いテープで止めてあるのが、赤緯モータユニットに接続するケーブルです。KD-1は生産中止とのことなので、今後の入手や修理は難しいかもしれません。

 

良いと思うところ

・3つの星を所定の位置に導入するだけで極軸を合わせることができます。日時や北極星の時角を計算する必要がないので、非常に簡単です。

私が手に入れた個体の極軸望遠鏡は、2005, 2010, 2020, 2030年のパターンが入っていたので、当分そのままで大丈夫です。

・架台に上下左右の微動装置があり、極軸合わせのための微調整が簡単にできます。

 

悪いと思うところ

・本体と架台はM8のネジ2本で接続するのですが、ネジ止めする際、本体が結構重いにも関わらず支えるための取っ手等がないので、すべって落としそうになることがあります。大変神経を使います。

・極軸望遠鏡の暗視野照明が均一でないため、合わせるべき星が見難いです。照明の照度は調整できるので、ある程度は調整できますが...

・架台と三脚の接続が専用の規格になっているため、ビクセン等の他の三脚と組み合わせるためには、何らかの加工が必要になります。この辺りはメーカーを超えて共通規格にして欲しかったところです。なお、本体にはカメラネジが切ってあるので、カメラ用三脚は加工なしで使えます。

 

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